木造継ぎ手

2012年6月18日月曜日

 

木造継ぎ手の色々です。
 SketchUpでモデル化してみました。三次元で作ると、図面と違いよく分かりますね。

四方蟻継ぎ手


対角線に流すことにより作れます。

百聞は一見にしかず


    意外に素直な作りです。

半透明にしてみると、よく分かります。


千鳥四方蟻継ぎ手

これが、千鳥になると、複雑になります。
この場合は蟻の角度に合わせて面を作り滑り込ませるようです。

 三次元で作成すれば簡単に出来ますが、もう完全なパズルのようです。

斜めに滑り込ませて

 先人の知恵を感じますが、加工的には複雑すぎるかも?

なかなか加工が難しそうで継ぎ手としては実用性が疑問か。

 半透明で見ればこのようになります。隙間なく作れます。
 また、この解は一つではなく加工性を考えれば色々ありそうです。

婆娑羅継ぎ手
大阪城の門に実際に使われている継ぎ手。

片側蟻と殺ぎ継ぎでおこなわれていますが、これは、南北蟻と東西殺ぎ継ぎで作って見ました。


大阪城の物より、複雑になっています。

加工の手間や施工性から考えると、大阪城の継ぎ手が良いかもしれません。
 
 
 

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